14Nov

朝バナナで全然痩せないんだけど!
と語っていたのは、
毎日欠かさず朝バナナをしているのに全然痩せないと嘆いている女性。
そんな女性と出会い系マッチングアプリで知り合いました。
今は、スタイルが良くなりましたがやり方が間違っていたんですね。
朝バナナの失敗について真面目に語ってくれました。
朝バナナは「手軽・健康的・続けやすい」という理由で人気があります。
私もその魅力に惹かれ、これなら無理なく痩せられると思い込んで始めました。
しかし、数週間続けても体重はほとんど変わらず、むしろ以前よりお腹が空きやすくなる日すらありました。
続けるうちに、痩せられなかった理由が少しずつ見えてきました。
まず気づいたのは、バナナ一つでは満腹感が長続きしないことです。
朝は糖質中心になりやすく、短時間でエネルギーになる一方、血糖値が上下しやすいせいか、昼前には強い空腹が戻ってきました。
その結果、間食が増えたり、お昼を必要以上に食べたりする日もあり、「カロリーを抑えたつもり」が逆に裏目に出ていました。
次に、「朝だけ変えても全体の摂取カロリーはさほど変わらなかった」という事実です。
朝バナナは確かに低カロリーですが、夕食の量が多い生活のままでは大きな変化は起きませんでした。
むしろ「朝は軽いんだから、夜は少し食べてもいい」という油断が生まれ、結果的に帳尻が合わなくなることもありました。
さらに、体のリズムという面でも気づきがありました。
バナナで軽く済ませると、たしかに胃腸は楽になりますが、筋肉量を維持するためのタンパク質や、体温を上げるための栄養が不足しがちになります。
代謝のスイッチが朝に入りにくく、「痩せるための体のエンジン」が十分に動いていなかったのだと思います。
もう一つ意外だったのは、心理的な影響です。
朝の食事を簡単に済ませてしまうと、その反動で“食事の楽しみ”を他の時間に求めてしまい、結果的に高カロリーなものを選びやすくなりました。
朝バナナは続けやすい半面、「これなら頑張っているはず」という思い込みで、他の時間の選択が緩くなってしまったのです。
こうして振り返ると、朝バナナ自体が悪いわけではなく、「朝だけ変えても、生活全体のバランスが整わなければ痩せない」というシンプルな事実に行き着きました。
痩せるには、食事の量と質、活動量、ストレス、睡眠など、さまざまな要素が関わっています。
朝バナナはあくまでその一部で、魔法の方法ではありませんでした。
それでも、この経験によって、自分の体のリズムや食習慣を見直すきっかけになったのは確かです。
痩せられなかった悔しさの反面、体の“癖”を知ることができた小さな学びでもありました。
今は、違う朝バナナを続けているようです。
朝、仕事に出かけようと思ったら朝バナナをしてくれました。




